【大和農法】=脱化学肥料に向けて
化学肥料を一切使わない農法を確立しました。
化学肥料等の原料価格の高騰が農家の経営を圧迫する中、政府は令和4(2022)年7月1日、物価・賃金・生活総合対策本部幹事会を開き、農林省は肥料原料価格の高騰対策の骨子を明らかにしました。
その内容は、化学肥料2割削減の取り組みを行う農業者の肥料コスト上昇分の7割を補填する仕組みを創設するというものです。
7割も補填してもらえるのかと思いましたが7割上昇しているのでその上昇分を補填するというものです。
そのような政策への対応を弊社が意図していたわけではなく、ある時、化学肥料で生産された野菜が冷蔵庫の中で真っ黒くドロドロに溶けて腐敗し悪臭を放っているのを目撃したのです。昔の野菜は台所の隅に放っておくと段々と干乾びて最後は枯れていましたが、溶解して腐敗するようなことはなかったと記憶にありました。この様な大きな違いはどこから来るのだろうかと、その原因を突き詰めていくと化学肥料と農薬に行き当たったのです。
それで化学肥料を使わない農法はないものかと日夜研究をつづけたのです。一方化学肥料を使わない農法で有機農法というのがあります。ところが有機農法を調べてみますと、ものの本によると1,000m2当たり2,000㎏~1,500㎏の堆肥を使用するとありました。またこれだけ大量に使っているにも拘らず、最初から不足する肥料分が解っているので追肥をしなければならないとか、有機肥料は素人では難しいとかの記述がありましたので、この有機農法を一般に広めていくのはなかなか難しい作業であると思いました。
丁度そのような時であったのが天然の好気性微生物・活性酵素であったのです。他の微生物等と違って18属520種類もの菌体群で、そのパワーがすごく強く農業に使っても良い成績を上げていましたので、この菌体群と弊社の土曜改良材【大和光輪石】を組み合わせて使ったらどのようになるだろうかと、無肥料である事への不安も確かに弊社にはありましたが実証・研究を始めたのでした。
そのようにして実証・研究を進めた結果、今までも驚異的な効果を上げていました従来の(「化学肥料」+「土壌改良材【大和光輪石】)を一緒に使用する農法以上の成果を次々と挙げたのです。この新しい農法は、先の菌体群(18属520種類の天然の好気性微生物・活性酵素)と【大和光輪石】を一緒に使用するだけで全く化学肥料はおろか有機肥料も一切使用しません。
それなのに従来の農法以上の成果を挙げたのです。先に申し上げましたとおり、最初は弊社も半信半疑なところもあったので、特にその点には注意を払い確認を行いましたので、現在は自信をもってお勧めできる農法です。
この農法に、前述しているとおり弊社の名前から【大和】を取って【大和農法】と独断と偏見で名付けました。先のとおり「無肥料でも農作物は育つのか。」という点が弊社も最初は心配であったので、特にその点は注目して確認をしています。実例を一つ上げますと、山芋の栽培で今までと同じように棚を作って【大和農法】で栽培したところ、余りにもツルの成長が良かったため、同ツルの重さに棚が耐えられず擦り落ちてしまいました。これを見た農園主は「今までと同じようにしたのに、来年は留め金の数を増やしてこの様な事が起こらないようにしないといけない。」と言われたほどです。
このように【大和農法】では、良い結果が出ていますが、その農法は至って簡単で誰でも出来る農法です、さらに従来の農法より労力も削減できます。特に使用している【大和光輪石】及び弊社が【UMA】と呼んでいる天然の好気性微生物・活性酵素が害虫を寄せ束無くしますので害虫が寄り付かなくなります。そのため病気にもほとんどかからなくなりますのⅮえ農薬の散布は殆ど致しません。しかし、農業は自然が相手ですからいつ何時何があるか分かりませんので、万一業害虫の発生があった場合は躊躇することなく農薬の散布を行っていただきます。散布しました農薬は効果を発揮した後分解・消滅して残留は【ゼロ】になります。
その他合成化学物質でPOPsとも言われているダイオキシン類(PCDDs・PCDFs)及びコプラナPCBs等)も分解・消滅します。
では【大和農法】とはどのような農法なのでしょうか。
【大和農法】では化学肥料を一切使用しませんので、【大和農法】を多くの農家が取り入れていただいたならば、農林水産省が掲げた脱炭素社会に向けた中間目標である化学肥料の使用量を2016年時点から20%ほど低減して2030年まで72万トンにするという目標達成は容易でかつ可能であると考えています。
化学肥料を一切使わないで作物ができるのか? との質問を良く受けますが、化学肥料を使った以上のものができることは断言しておきます。本当のこおとぉ申し上げますと、最初は弊社もそのような危惧を抱いていましたので、徳のその点には念には念を入れて実証・研究実施しました。その結果従来の農法以上の成果を見たのです。
化学肥料を使った農法は僅か数十年前の第2次世界大戦後から進められてきた食糧増産計画に則って行われてきた農法ではしかに終戦後の食糧難時代を化学肥料の使用によって拡幅してきたのは事実ですが、その役割はすでに終わっています。
【大和農法】は、人類が弥生時代から綿々と続けてきた農法と一緒です。
「地球の自然の摂理」をそのまま取り入れて「地球の生業」のままに植物を育てる農法です。
植物本来の生命力を生かした農法ですので、味も格段に良くなり鮮度も長持ちします。
干乾びはしても、化学肥料で作られた野菜の様に真っ黒くドロドロに溶けて腐敗し悪臭を放つようなことはありません。
脱化学肥料によるスリランカの経済破綻については?
スリランカの経済が破綻した最大の理由は、「一帯一路」を推し進める中国からの闇雲な借金(所謂、債務の罠)ではなく、同国の富裕層が地球温暖化等の原因である炭酸ガス等々を減らすための一つの方法として化学肥料と農薬を使わない有機農業に切り替えたため、農作物の収穫量が激減したことである。と言われています。要するに「ESG」への過剰な取り組みによる農業崩壊です。
スリランカは確かにそうだったのかもしれませんが、「大和農法」は単なる有機農業とは完璧に違う農法なのです。
【大和農法】は化学肥料と完全に別れを告げて一切使わない農法であることは確かです。農薬も必要最小限度にして、使った農薬は完璧に消滅しています。有機農法で使用している堆肥等は使っても構わないものでありますので、化学肥料を使わないで、有機肥料は使う場合もあるのですが、スリランカの様に、ただ単に化学肥料を止めて有機肥料のみにしているわけではありません。
スリランカのとった化学肥料を一切止めて、有機肥料のみ使った農法は、単に肥料を変えたのみでそのメカニズム等は何にも理解しておらず、悪者である化学肥料を止めれば良いとの浅はかな考え方から出発しているものです。
化学肥料や農薬を止め、有機農業に切り替えたことが諸悪の根源のように書かれたニュース記事を見かけましたが、【大和農法】は有機農業の不足を補うための農法であり根底にある考え方が全く異なります。
SDGsの取り組みは国家単位のみならず、地球規模での重要課題であるのは間違いありません。
しかしCSRやESGはあくまで企業や投資家の利益を中心とした基準が設けられたマーケットであるため、本来の目的から方向性が狂ってしまうこともあるでしょう。
弊社の【大和農法】は野菜等を食した人々が健康であることを目的に開発した農法です。今後もブレることなく活動を続けていきたいと考えています。
【大和農法】を取り入れたいという方は『お問合せ』ページからフォーム入力によりお問合せいただくか、お電話 097ー574ー4933又は携帯090-8227-2805(黒木) e―mail : info@yamato-krs.comまでお気軽にお問合せください。
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